【戸籍で読めない文字】解決方法について
古い戸籍は、手書きのため、読めない字が多く解読できない方が多いです。
字が読めないため、理解できない
旧字の調べ方が分からない
戸籍で使われる単語が分からない
今回は、戸籍の読めない文字の解決方法について、まとめました。
【戸籍の知識】戸籍の改製と除籍については、こちらへ
【戸籍で読めない文字】数字の場合の解決方法

実は、戸籍の文字について、下記のように定められています。
年月日を記載するには、壱、弐、参、拾の文字を用いなければならない。戸籍法施行規則31条2項
- 1(いち):壱・壹
- 2(に):弐・貮
- 3(さん):参・參
- 10(じゅう):拾
- 20(にじゅう):廿
- 30(さんじゅう):丗
一、二、三は、改ざんしやすいので、画数の多い文字を使用していました。
使用年月日や時刻が書いてある場所は、必ず数字が書いてあるイメージを持って解読しましょう。
【戸籍で読めない文字】単語の解決方法は、使用される単語を覚える!
戸籍は、よく使用される単語があります。
代表的なものは、下記の通りです。
受附(うけつけ)・届出・送付・申請・出生・就籍・除籍・転籍・分籍・戸主・家督・分家・消除・婦
他の単語と比較しながら、予想できればイメージできると思います。
【戸籍で読めない文字】変体仮名(へんたいかな)の解決方法

戸籍には、漢字をくずしてある「変体仮名」が使用されているものもあります。
私がよく利用するサイトは、誠心堂書店さんの変体仮名サイトです。
私は、神保町付近の行政書士事務所で働いていたので、とても懐かしい気分です。
本格的に調べたい方は、本屋さんなどで辞典などを購入してもいいと思います。
ニ於テ=において
「於」という漢字は、「於いて」「於て」で「おいて」と読みます。
【戸籍で読めない文字】地名の解決方法は、歴史をたどる!
日本の地名は、何度も変更されています。
そのため、インターネットや図書館などで歴史をたどるしかありません。
【日本の地名の歴史】
明治4年 廃藩置県の令
明治22年4月 市制町村制の施行/明治の大合併の始まり ※明治21年から明治22年までに市町村数が71,314から15,859に減少
昭和28年 昭和の大合併 ※昭和31年から昭和36年までに市町村数が9,868から3,472に減少
平成11年 平成の大合併 ※平成11年から平成18年までに市町村数が3,232から1,821に減少(平成17年前後に最も多く合併が行われました。)
当事務所の所在地、東京都板橋区は、もともとは浦和県でした。
細かい「東京の板橋の誕生」までの歴史や地名などは、地方自治体のホームページに書いてあります。
各地方自治体サイトも活用してみましょう。
【戸籍の取り寄せ】自分のルーツを知るきっかけになります。
自分のルーツとご家族の歴史を知ると、心の整理やこれからの人生を見直しするきっかけとなると思います。
戸籍の取り寄せ方法を知るには
戸籍は、本籍地の市区町村に取り寄せするため、時間とお金がかかります。
当事務所では、戸籍の取り寄せサービスや家系図のお手伝いをしております。
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