- マイホームを考え始めたので、勉強したい。
- 不動産の取引について知っておきたい。
- とにかく忙しい。
今回は、【不動産の売買】「会わずに(非対面)」決済について、まとめました!
【不動産の売買】そもそも決済って?非対面決済とは?
マイホームの売買で住宅ローンの実行や引渡しのことをいい、その日のことを「決済日」といいます。
決済日は、金融機関に関係者全員が集まり、お手続きをします。
この待ち時間が約1~2時間。
実は、非対面決済をすることで、決済時の金融機関での待ち時間がなくすことができます。
まずは、法律関係のことですが、
不動産の売買契約の売主様と買主様はお互いに義務があります。
売主の義務:買主に対して物件を引渡しすること
買主の義務:売主に対して売買代金を支払うこと
この義務を実行するには、意外とリスクがたくさんあります。
ひどい話になると、売主が、物件を引渡ししないで、買主はお金を支払ってしまうこともあります。
いわゆる「地面師」の詐欺のお話です。
そのために、中立な第三者の口座で入出金のやりとりをして、安全な取引ができる方法の一つです。
【非対面決済が安全な理由】
売買代金や諸費用のお金を信託口座で保全されるため、安心して取引できます。
信託口座とは、聞き慣れない言葉かもしれません。
【不動産の売買】 非対面決済をオススメされる理由
POINT1|関係者全員の立会いがなくなる
決済前日までにすべての確認と必要な手続きを完了するため、決済当日は、関係者が集まる必要がなくなります。
POINT2|決済当日のトラブル防止できる
決済前日までに完了しているため、決済当日はトラブルなく確実に決済できます。 取引の流れは、専用のシステムで24時間いつでもどこでも確認できます。
POINT3|関係者の日程調整がなくなる(ここがポイント)
決済のために仕事を休んだり、スケジュールを調整する必要がなくなります。
POINT4|移動時間や交通費がなくなる
決済場所が日本全国どこであっても、移動はありません。そのため、決済に要する時間と費用もかかりません。
よくあるご質問
売主様は決済日前日までに不動産エージェントにお預けいただきます。買主様は決済完了後に、ご都合の良い時間に不動産仲介会社からお受け取りしてもらいます。
信託口座は、信託会社が倒産しても、法律で全額保全されます。また、ペイオフの対象でもない決済用預金で預けているため、金融機関が倒産した場合も、全額保全されます。
「非対面決済」は 、司法書士法人ライズアクロス及び株式会社エスクロー・ エージェント・ジャパンと株式会社TERASSの提供しているサービスです。また、当事務所は、株式会社TERASSとエージェント契約をしております。
非対面決済サービスは、大手不動産会社の一部が導入をスタートしています。
それでも、まだまだ対応できていない会社がたくさんあります。
便利な仕組みなので、今後の発展に期待していきたいと考えています。
当事務所では、あらゆる不動産のご相談にも対応しています。
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