私は、15年以上、不動産業界に携わってきました。
「不動産の売買にかかる仲介手数料」の計算がわからないとご相談いただくこともあります。
「(物件価格の3% + 6万円)と消費税」
この仲介手数料は、物件価格にもとづいて計算されるようになっています。
【不動産業界のフシギ?】
- 会社ごとのサービスは変わらないのに、売買価格によって仲介手数料が変わる?
- 現金購入やローンでの購入、すべて仲介手数料は同じなの?
- 仲介手数料ゼロの会社は、売上はゼロなの?
実は、不動産業界の大きなテーマになっています。。
- 家探しを始めたばかりで、不動産の仲介の仕組みを勉強したい。
- 不動産の仲介手数料に納得できない。
- 不動産の売買は専門家にまかせたいと考えている。
今回は、【不動産の売買】仲介手数料について、まとめました。
【不動産の売買】仲介手数料とメルカリの手数料を比較してみると?
突然ですが、
「みなさまはメルカリをご利用されたことはありますか?」
中古品などを個人間で手軽に売買できるサービスです。
使わなくなったものがお金になるし、手軽に利用できるので、とても素晴らしい仕組みです。
「捨てるだけ→誰かに使ってもらえる喜び」この選択肢の広がりはとても大きいですね。
ブランド品や古本など売り出す人は、売れた価格の10%をメルカリに手数料としてお支払いします。
もちろん、自分でお客様を見つけることができないので、メルカリへの手数料はやむを得ないと思います。
それでは、メルカリで商品を買う場合を考えてみましょう。
送料が込みの価格が多いため、とてもわかりやすく、買い物サイトと比較しやすいです。
メルカリで購入したことがある方は、よくお分かりだと思います。
それでは、不動産売買の仲介手数料に戻りましょう。
【不動産の売買】そもそも仲介手数料の内訳は?
不動産を探すときに、あなたはどのような行動からスタートしますか?
【不動産の探し方】
- ひと昔前:「不動産屋に足を運ぶ=物件の情報を集める」
- 現在:「まずはネットで調べる」
そして、不動産の検索サイト(suumo/at home/ホームズ等)がメジャー化しています。
そうなると、こんな疑問が?
- ほぼ自分で探してるのに、仲介手数料を支払う必要あるのかな?
- 検索サイトに仲介手数料を支払うべきではないのか?
- そもそも不動産を買う人はかからないのでは?
現在の不動産業界では、仲介手数料の内訳は明確な決まりはありません。
下記は、あくまで個人的な意見です。
1|【仲介手数料の内訳】購入希望者を探すための販売活動費
不動産を売り出しするには、購入希望者に見学してもらわなければなりません。
物件を知ってもらうには、販売活動が必要です。(例えば、新聞広告、チラシ投函、現地販売会の開催など)
販売活動をお手伝いする不動産会社は、販売活動の費用の名目として、仲介手数料を売主様に請求することになります。
つまり、「売主側(物件の所有者)の仲介手数料の内訳の一つは、購入希望者を探すための販売活動のお金である。」と考えてください。
一般的には、買う人の仲介手数料には、販売活動の費用はないと思われます。
メルカリで言うと、送料を誰が負担するかということです。(送料も買う人負担のパターンがありますが、、)
それでは、不動産の売買契約が決まるとして、考えてみましょう。
2|【仲介手数料の内訳】購入希望者と売主との間を仲介
不動産の売買は、個人間の取引のなかでも、とても大きな金額になります。
トラブルがあっては大変なことです。そして、万が一の損害賠償の金額も高額になります。
リスクを負うのは、不動産会社になりますから、売買金額が高い不動産は仲介手数料が高いという計算は少し納得ができます。(100万円の中古戸建と1億円の新築戸建では損害額も違うはずです。)
- 金額、条件等の交渉を代わりにしてくれる
- 売買契約から引き渡しまでのフォローしてくれる
今の時代、モノを買うときに店員さんとのやりとりさえ面倒だと思う方も増えてきています。
特に個人間の取引の場合は、安全、かつ、トラブルのない取引をすることは必須です。
また、初めての買い物なのに、自分だけで引き渡しまでの手続きをするのは心配ですよね。
やはり、誰かに仲介人になる必要があります。
3|【仲介手数料の内訳】専門知識や取引のアドバイス
そして、不動産を安全に取引するには、専門知識が必要となります。
自社商品の説明ができない店員さんからは、あまり買いたくないですよね。
ましてや、一生に一度(何度も?)あるかないかの買い物です。
とにかく安心して取引したいと考えたいと思います。
- 不動産の調査
- 契約書類の作成
- 買主への重要事項説明
- 住宅ローンの手続き
- 名義の登記手続きなど
マイホームを購入する方が、一人ですべて行うことはできないでしょう。実は、宅建業法で決まりがあって、仲介する場合には、免許が必要です。
つまり、不動産の仲介手数料は、「スムーズで、安全な手続きのためのコスト」と考えることができます。
最近だと、不動産エージェント選びが決め手になると言われています。
【不動産の売買】仲介手数料を見積もりします
全国の不動産業者の数は、約12万業者もあります。
たくさんの不動産会社からどの会社を選べばいいか迷いますね。
令和の時代でも、不動産営業の方にしつこくされているとご相談を受けることもあります(苦笑)
あなたに合うサービスを提供している会社なのか確認することが大切です。
【自分の方針を決めること】
- 住宅ローンの相談をメインにしていきたい。
- 住宅の購入の基本から教えてもらいたい。
- マイホームの売却の戦略にも携わってみたい。
- 忙しいので、すべてお任せしたい。
- 自分で探すので、なるべく費用をかけたくない。
不動産が一つ一つ違うように、当事務所では、
一人一人に合わせたサービス内容で料金をご提案しております。
「サービス内容→仲介手数料が決まる。」つまり、士業やコンサルタントと同じように、業務内容ごとの見積もりするイメージです。
オンラインでお話だけでも、お気軽にご相談することができます。
よくあるご質問
もちろん、売買契約をする前であれば、ご相談できます。お気軽にお問い合わせください。
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