FP

【お金の勉強】家族で使う「支出」と「必要保障額」について

当事務所の相続相談(名義変更など)で増えていることがあります。

亡くなっている方の年齢が、100歳を超えていること」です。

”人生100年時代”という言葉も現実になってきてると実感しています。

さて、

史上最高齢は、122歳(ジャンヌ・ルイーズ・カルマン氏(フランス))です。

「ギネス世界記録 2017」

ちなみに、日本の最高齢は、”119歳”です。

“医療の先進化”が進むことも予想できますので、”人生120年時代”と言われる日も遠くないかもしれません。

そうなると、長生きしていて心配なのは、お金が足りるかどうか。。

何歳まで働くことができるかも重要ですね。

今回は、家族で使う「支出」と「必要保障額」についてまとめました。

この記事を読んでもらいたい方は?

  • 会社員のため、退職後の収入がなくなる。
  • 専業主婦(主夫)や扶養(約100万円)の範囲内で働いている家族がいる。
  • 家族の保障や将来のお金のことを知りたい。
  • 万が一の備えについて準備をしていきたい。

家族で使うお金(=支出)|カテゴリー分け

みなさまは、ご家族で、毎月使うお金はいくらかご存じでしょうか?

「毎月、赤字で困っている。」とご相談をいただく方もいらっしゃいます。

それでも、毎月の収支を理解しているため、管理していない方よりも改善の余地があると思います。

例えば、ご家族が使うお金(=支出)を大きなカテゴリーに分けると、

【基本生活費】

食費・水道光熱費・通信費・日用品・趣味・各種ローンなど

【住居費】

住宅ローン・管理費・修繕積立金等・固定資産税など

【車両費】

駐車場代・ガソリン代・自動車税・保険など

【教育費】

学校教育費・塾/習い事の費用など

【その他】

レジャー費・交際費・冠婚葬祭費など

自分たちの収入を上記のようにカテゴリー分けして整理してみるのもいいと思います。

毎月の収支が、黒字か赤字かを知ることができます。

1世帯あたりの消費支出|平均額は?

最新の家計調査によると、

【二人以上の世帯】1世帯あたりの消費支出:281,063円/月

2021年7月6日の総務省発表の「家計調査報告」

さらに内訳をみてみます。

住居費:18,598円/月、教育費:11,550円/月、教養娯楽費:25,353円/月です。

現役世代の方は、もっと消費されている方が多いと思います。

気づいた方もいると思いますが、住居費が非常に低いです。

実は、住居費は、維持費・修繕費のみで、家賃や住宅ローンの支払いは除かれています。

つまり、「家賃や住宅ローンの支払いを除いた平均額が、約28万円ということ」です。

日本では持家率が高い高齢者が多いため、家計の平均も”高齢者の平均”になります。

現役世代の方は、現在の生活水準と比較しながら、ご自分で管理できるようにしておきましょう。

昭和、平成、令和など世代ごとに価値観が違うように、一人一人の家計は違います。

当事務所では、ライフプランのご相談いただいた方向けに”家計収支表のエクセルシート”をお渡ししております。(無料です)

ライフプラン表の作成もサポートしていますので、お気軽にお問い合わせください。

将来のお金|2パターンとは?

今のお金を知ったあとは、将来のお金に備える必要があります。

みなさまは、将来に必要なお金がいくらかご存じでしょうか?

ちなみに、将来のお金には、2種類あります。

将来のお金とは?

  1. 長生きしたときに使うお金
  2. 万が一のことがあったときに残された家族で使うお金

大きく分けると、

“寿命で亡くなるパターン”と”急死で亡くなるパターン”の2種類のご準備をする必要があります。

それでは、すぐに準備できる”急死のパターン”について、考えてみましょう。

スタートライン|ご家族の必要保障額を知ること

みなさまは、万が一のことがあったときの家族の必要保障額をご存知でしょうか?

ご結婚されている方(予定の方も)は、必ず計算しておきましょう。

必要保障額とは?

世帯主に万が一のことがあった場合、残されたご家族の生活資金のこと

一般的には、ご家族の支出から収入を引いて計算していきます。

【必要保障額の項目】

支出:生活資金(現在の生活費×70%など)、住宅資金、教育資金、葬儀費用など

収入:遺族年金、妻(夫)の収入、必要保障額(生命保険金など)

例えば、専業主婦(主夫)や子育て中の方は、収入が少ないため、収入をカバーする生命保険金が必要になります。

※世帯主があまり消費していない場合は、70%ではなく、”生活資金が変わらない”家族もいらっしゃると思います。

特に、大切な支出の一つは、「住宅資金」です。

実は、万が一のことがあったとき、

お住まいが、「賃貸」か「持家」かでカバーする必要保障額が大きく変わります。

賃貸の注意点

  • 世帯主に万が一のことがあった場合でも、家賃の支払いが続く。
  • 賃貸の契約者の名義変更は、残された家族の収入で審査される。
  • 引っ越しをする場合、引っ越し費用+引越し先の家賃も必要になる。
  • 会社の社宅の場合は、引っ越しせざるを得ない。

賃貸のメリット(=気軽に引っ越しできること)ですが、本当にメリットになっているのでしょうか?

そして、住宅資金(引っ越し+家賃)を計算して、生命保険の保険金を決めなければいけません。

現在、加入している定期保険や収入保障保険で本当にカバーできているのでしょうか?

保険の見直しやライフプランのご相談もできます。

あなたのライフプランや家族構成に合わせて将来のお金の不安を解決する方法をご提案いたします。

くらしのお金サポートとは?

  • 現在加入している保険の見直しができる。
  • 新しい医療保険・がん保険や終身保険のことがわかる。
  • 万が一のことがあった場合の必要保障額がわかる。

将来の不安の解決をサポートいたします!

家計簿をつけてなくても大丈夫です。お気軽にお問い合わせください。

また、あなたのお住まいの売却や賃貸にした場合の相場をお調べすることもできます。

ご相談でわかること

  • 貸貸 VS 持ち家の比較と周辺の相場がわかる。
  • 現在加入している保険の見直しができる。
  • 万が一のことがあった場合の必要保障額がわかる。

現在の収入と支出から必要保障額を計算して、ご家族の安心をご提案することができます。

よくあるご質問

オンラインでご相談はできるのでしょうか?

もちろん、ご相談できます。全国からご相談をいただいております。将来のお金について一緒に考えていきますので、お気軽にご相談ください。

>>【くらしのお金をサポート】あなたのお悩みを解決します!

こちらもオススメ記事>>

>>【不動産の売買】「売買する前に読むマイホームの知識」まとめ